今日は笹さんの登場です
みなぼんのブログをお借りします
司会進行を担当しております笹です。
突然ですが・・・・・・。
「よしりんとパンダは笹を食う」
↑ ↑ ↑
確かにうまい
ブログでこのコメントを拝見したとき、
爆笑いたしました。
このセンス、ちょっと盗みたいくらいです。
・・・・・・が、
私が小林先生に取り込まれていると
いう意味でしたら、書きこんだアナタ、
ちょっと認識が甘いですぞ。
小林先生は、
自分の意見に安易に同調するような人を
求めてはいません。
安易に同調した途端、おそらく、
「少しは自分の頭で考えろ」
と言われるのがオチでしょう。
このゴー宣道場は、
小林先生が中心ではありますが、
だからといって、「よしりんシンパ」で
構成されているのではないのです。
ほかの先生たちも、考え方は様々です。
ときには意見が合わないこともあります。
あるいは全く別の見地からの意見が出てきて、
そのテーマがより深みを増したり、
意外な方向へと展開していったりします。
それが、この道場の醍醐味です。
「よしりんシンパ」、
あるいは「よしりんコピー」なら、
そこに存在する意義はない、
とすら、私は考えています。
まあ、そう考えているのは
私だけかもしれませんが。
でも少なくとも私はそうした認識のもとで、
4人の先生方の懐の深さに恵まれつつ、
好き勝手に言わせていただいています。
もちろんこれは、
小林先生のお考えに対して
「反対ありき」ということではないですヨ。
「まったく同感」と思うときもあれば、
「私の意見とは少し違う」と思うときもあります。
そして、それぞれの先生方が、
じつに遠慮なく意見をおっしゃいますので、
そこで初めて「なるほど」と
勉強になるときもあります(じつはこれが非常に多い)。
いずれにしても、
「食う」か、「食われる」か、
そういうことではないのです。
大きな目的に向かって、
年齢も経験も立場も違う人々が集まり、
お互いの声に耳を傾け、尊重し合い、
その上で意見を交わす。
それがこの道場です。
そしてその末席に、どういうわけか
私も加わらせていただいている。
それだけの話です。
まぁ、パンダをこよなく愛する私としては、
パンダにはむしゃむしゃ食われたいですけどね。
さて、8月のゴー宣道場で、
遺骨収集に関心を持ってくださった方が
何人かいらっしゃいました。
心より御礼申し上げます。
小林先生のおっしゃる通り、これは、
「体力があって、長期の休暇が取れて、
お金も自己負担できて、
事故に遭っても自己責任がとれる」
という人しか参加できません。
かなり過酷です。
そのため、大半の方にはオススメできません。
私の友人に、
沖縄でもう十数年も遺骨収集を
続けている人がいます。
彼は、夏休みや年末など長期休暇のとき、
安宿に泊まって、ダイビングを楽しみつつ、
遺骨収集を続けています。
「ダイビングをしながらなんてケシカラン」
と、思う人がいるかもしれません。
けれど私は、
彼のスタンスはとても自然体で
イイと思っています。
沖縄で楽しむ。
同時に、
沖縄の現実に決して目をそむけず、
淡々と遺骨収集を行う。
今日、ダイビングをしたなら、
明日は遺骨収集に取り組む。
彼は言います。
「僕は沖縄で楽しませてもらっているんだから、
これくらいは当たり前だと思っていますよ。
無理せず、自分のできることを続けているだけです」
「遺骨収集をするのが当たり前」
と言っているんじゃないですよ。
彼が無理せず、
自然体でやっていることに注目してください
正義をひけらかすこともなく、
優越感に浸ることもなく、
またそれを他者に強制することもなく、
排他的になるわけでもなく、
ただ自分が思うところに従っているだけ。
無理をしないからこそ、
十数年も続けていられるのです。
私は、彼のスタンスは
とても素晴らしいと思っています。
「運動」についての考え方は、
私は小林先生とまったく同じです。
正義を振りかざす人は、
遺骨収集の活動においても、
ご遠慮願いたいと思っています。
「もしかしたら、これってとても大事なことじゃないの?
自分は、時間もお金も何とかなりそうだし、
その現場をぜひ見て体験してみたい・・・・・・」
そういう方に参加していただきたいと思います。
「自分の言葉」で語るようになるには、
ときには行動することも必要です。
ただ、それが「正義」だと思い、
それを至上最高の価値として
優越感にひたるような方は・・・・・・。
基調講演でも申し上げましたが、
自己愛を肥大化させているだけだ、
とハッキリ申し上げます。
「自分には時間もお金もないけれど、
何か役に立てないだろうか?」
そう感じている方もいらっしゃると思います。
そういう方は、
ぜひ『戦史検定』を受けてみてください。
じつはここからが本題デス。
『戦史検定』は、
遺骨収集を行っているNPO団体
JYMA「日本青年遺骨収集団」の大学生たちが
中心となって進めているプロジェクトです。
彼らは、かつての戦地に建立された
慰霊碑の清掃活動もしています。
海外にある民間人建立慰霊碑は、
さまざまな理由から、
落書きや銘板などの盗難が絶えません。
この慰霊碑を建立した
戦友会など民間団体も、
多くの会員は高齢化し、
慰霊碑を訪れて戦友を偲ぶことが
できなくなってきています。
これまでは有志の寄付によって
何とか慰霊碑を維持してきましたが、
戦争に関心の薄い戦後世代が
多勢を占めるようになった今、
寄付すらもなかなか集まりません。
戦友たちの心のよりどころであった慰霊碑。
遺児たちが父を偲ぶ場所であった慰霊碑。
その慰霊碑が、今、人々の記憶から忘れ去られ、
朽ち果てようとしているのです。
私もまた、その現実をいやというほど見てきました。
そこで、寄付ではなく、何らかの事業によって
慰霊碑の整備や維持管理ができないか。
話し合いの結果、
『戦史検定』のアイデアが出ました。
これなら、関心はあるけど、
どこから勉強していいかわからない・・・・・・
という若い人たちにも
チャレンジしてもらうことができます。
また、次が肝心なところです
この事業の収益は、
すべて慰霊碑の整備費用に充てられます
受検料はたったの3800円。
どうです?
「慰霊碑、確かに何とかしないとね。
でも、わかっているけどお金がないんだよね」
そんな方でも、
一回飲みに行くのを我慢するだけで
出せる額ではないでしょうか?
「いやー、確かにお金は出せるけど、
戦史の知識はあんまりないしなー」
「検定で低い点数取りたくないけど、
勉強するのはいやだなー」
そういう方にも、
ちゃーんと「奥の手」を用意してあります。
じつは検定実施日の前日に、
「直前講習」があります。
これさえ受ければ、
「初級」の称号はほぼゲット間違いなし。
なんせインプットした翌日には
アウトプットできるのですから。
・・・・・・どうです?
「それなら受けてみようか」
という気になってきませんか?
まるで詐欺師のような言いっぷりですが、
詐欺ではありません。
慰霊碑の風化を憂いてのことです。
何とかしてこの風化を食い止められないか。
『戦史検定は』、
その最初のトライアルなのです。
自信のある方は、
もちろん「直前講習」を受ける必要はありません。
一発勝負してください
そして・・・・・・
少しでも興味を感じてくださった方
以下に、
『戦史検定』の詳細をお知らせいたします。
今年は初級のみの実施です。
1 出題範囲
ノモンハン事件、支那事変(日中戦争)、大東亜戦争を通じた
昭和の戦争を主題とする。
2 受検資格
どなたでも受検できます。
3 試験方法
マークシートによる五者択一
50問(試験時間60分)
4 試験実施日および試験会場
・試験実施日 平成22年11月21日(日)
・試験会場 上智大学
・試験実施時間 A)10:00から11:00 B)13:00から14:00
(この時間帯は変更することがあります)
5 受検料 3800円
(郵便局の払込取扱票をもって受付いたします)
6 受検対策セミナー(希望者のみ)
開催日 平成22年11月20日(土)
受講料 1800円
会場 東京都内を予定
7 問い合わせ先
「戦史検定実行委員会事務局」
〒102ー0076
東京都千代田区五番町2番地 番町パレス303
TEL 03-3239-0160
FAX 03-6268-9038
E-mail info@senshikentei.org
さまざまな特典もあります。
監修には、小林先生も協力してくださいます。
設問の基準となるテキストは、
市販の本を採用していますが、
これについては『戦史検定』のHPを
ご覧になってみてください。
URL:http://www.senshikentei.org/
私たちにできることは、
戦争で亡くなった方々に対し、
感謝と追悼の気持ちを持つことです。
そして何より大切なのは、
その存在を忘れず、
心を寄せていくことです。
それだけで十分。
でも何かの形に表わしたいと思ったのなら、
ぜひこの『戦史検定』の受検をご検討くださいね。
以上、長々と書いてきましたが、
じつのところ、
『戦史検定』のPRをしたいだけなのでした
最後まで読んでくださり、
どうもありがとうございました。